今年の9月。小雨の降る中、K沢の支流で採取したアンモちゃん。
ノジュールをわって取り出すときには本体も割れ割れ(泣)
母岩も比較的軟かったみたいです。
クリーニングもせず片面が出てくれて、この状態ですが、複数の破片に・・・
破片を集めて新聞紙へ回収したものの、やはりすべての破片は無理だったみたいです。
とりあえず、ボンドで合体。ゴムで羽交い絞めで固定・接着し、周りをクリーニング。
裏側の分離が悪いため、これにて終了としました。
ううー(泣)。破片が無い部分が痛々しい・・。
というわけで、初の初めて化石の修理をすることにしました。
模型用のポリパテで、穴を埋める。黄色い部分がパテ。
これだと、埋めた部分が不自然になるので、デザインナイフを駆使して、自然な殻のラインを作製。
うーん、まあまあかな?
続きまして、
石にも塗れて、乾くと下地がでない絵の具で塗装開始。
塗り塗り・・・塗り塗り。
と、細かい作業。疲れるけど、こういうのけっこう好きなんですよねww
で、どうなったかというと。
どうでしょう~。パテで埋めた穴がぱっとみ、分からないです。
自分で思ったより上手くいきましたー。
細かい傷には目ざとい嫁にも見せても、分からないと高評価をいただきました(笑)
横からみるとだいぶ潰されているみたい。分離も悪くクリーニングはこの程度で勘弁してもらいました。
さて、肝心の同定ですが・・、殻の線の細かさからネオフィロセラス?あたりでしょうか?ずいぶん潰れているし、自信まったくないです(汗)
とりあえず、修理はうまくいきましたー。
コメント
コメント一覧
私は修復士ですが面倒くさがりのエセで
セメントパテ(もともとグレー)で埋めて終わり。笑
修復が上手ですね♪まさに蘇る化石です。
ところで、住房部の一部はネオフィロに見えますがそれ以外はダメシの肋みたいですが・・
腹部にキールがありませんか?
じゅりあさん修復士なんですか?!(驚) 鉱石の?
絵画ですか?
わたしの周囲にそういった方がいないので、尊敬しちゃいます!
たまたま上手くいっただけですーww
腹部、他にもキールは見当たりません。裏側の保存もかなり悪い中での判別ですけど・・。たしかにダメシにも見えますよね。
すぐ修復しちゃう。って意味です。
修復とか詐称とか制作とか・・・。(爆)
ただ、「復元」と同じく わざと色までは塗らず、
どこまでが本物でどこが修復部分かわかる様にしています。
みんなそれぞれ好みやポリシーがありますからねー。
人のクリーニングを見るのも楽しいし勉強にもなります。
全く同じ意見でした。
最初はネオフィロだと思っていましたけど、よく見ると波打つような肋からダメシテスです。
でも住房部分はどう見てもネオフィロの肋...
偶然その二つがノジュールになる過程で、重なった(集まった)可能性がありますね。
同じアンモナイトとは思えないです。
あとはりんぞうさんのアドバイス通りです。
なかなか面白いアンモナイトですね~
みなさんも お気づきのようですが、これは住房部はネオフィロですよね
中身はダメシテス セミコスタータスに見えます。
フィロは臍よりに絞った感じの条線になります。
ダメシィは側面中央部より 曲がりだします。 すべてが同じではありませんが
二つのアンモナイトが融合した奇跡のアンモ~その名はダメフィロセラスなんて~
ダメシイはご存知、背中にキールがありますから、内巻きを掘り込んでみては
如何でしょうか
本職かと思っちゃいましたーwww
でどこが修復部分かわかるのも大切な考え方ですよね!
>コニアシアンさん
コニアシアンさん、りんぞうさん、アルビアンさんのアドバイスで納得がいきました!こんな偶然ってあるんですねー。よくあることなんでしょうか?
ありがとうございます。
>アルビアンさん
ご訪問ありがとうございます!宜しくお願いいたします。
みなさんのアドバイスですっきりしました。ダメフィロセラス((笑))いいネーミングですねww
りんぞうさんもご指摘の部分、もうちょっと彫り込めるところを攻めてみます。